中性子ビーム実験装置
JRR-3には、ビーム実験を行うための水平実験孔が9本(1G~6G,7R,8T,9C)設置されています。このうち7本(1G~6G,7R)は,炉室内でビーム実験を行うためのものであり、2本(8T,9C)は、炉室に隣接する実験利用棟のビームホールに中性子ビームを導くための設備です。
9Cでは冷中性子源装置の液体水素の入った減速材容器を通した中性子を導いているため、冷中性子を利用することができます。JRR-3の水平実験孔は、実験孔の中心軸が燃料領域に対して接線方向に向いているため、ガンマ線、
高速中性子束成分の少ない中性子ビームを得られる特徴があります。 以下にJRR-3中性子ビーム実験装置配置図を示します。
JRR-3中性子ビーム実験装置配置図